「物流で産業とくらしに貢献を」を経営理念に掲げるサンワネッツ（水谷欣志社長、袋井市）は、国本物流センターと掛川物流センターで、国の補助金制度（平成26年度エネルギー使用合理化等事業者支援補助金）を受けて照明のＬＥＤ化を積極的に推進している。導入状況は、水銀灯型数333、蛍光灯型数901、工事金額は約4000万円。
国本物流センターでは導入前と比べ、電灯の使用電力量が約3分の1になり、費用対効果も確認されている。また、紫外線による誘虫指数も蛍光水銀灯より少ないため、虫が集まりにくく清潔な照明となっている。今度は、水俣条約により水銀を使用している水銀灯の製造及び輸出入の禁止が決定したこともあり、急速にＬＥＤの普及が見込まれている。
水谷社長は「電気料金が高くなったこともあり、コストダウンを考えていた。ＬＥＤ自体も安くなって、補助金のタイミングも重なり導入の運びとなった。現在、約半分を導入したので、残りも順番に入れ替えていく予定」と話す。（伊藤行理）