中部経済新聞(2025年7月7日) 20年続く表彰制度 確実な成果に
2025年7月7日
総合物流中堅のサンワNETS(サンワネッツ、本社静岡県袋井市堀越350の1、山﨑隆太社長、電話0538・43・3050)は、20年以上続く社内表彰制度が確実な成果に結びついている。55期(2025年3月期)は売り上げ、利益とも予算を達成した業績最優秀事業所が前期の4から8に大幅に増加。年間無事故達成事業所も13から14に増えた。会社創立55周年に彩りを添える結果になった。
1970年7月に中古トラック10台、従業員12人でスタートした。55年を経てグループ全体でトラック370台、保有倉庫50棟、営業所数40以上、従業員約1150人、年間売り上げ約140億円にまで成長した。
成長の原動力の一つになったのが社内表彰制度だ。55期を対象にした表彰式を4月19日に実施した。
注目を集める業績最優秀事業所は浜松、大東物流センター、富士、掛川第二物流センター、愛野、平塚、川崎物流センター、サンワ環境整備の8事業所。最優秀に次ぐ業績優良事業所は0から2に、業績向上事業所は8から10に増えた。
特別表彰事業所は3。続いて年間無事故達成事業所は13から14に、50%事故削減事業所も6から7に増えた。業績向上だけでなく、物流業界における最重要事項の安全運転にもつながっていることがわかる。
この結果を受け、表彰式に先立つ4月5日、浜松市内のホテルで「会社創立55周年記念式典」を開催した。
山﨑社長はあいさつで「今年は変化しなければならない年になる。単に利益を最大化するのではなく、持続可能なビジネスモデルを構築していきたい」と前向きに話した。