サンワNETS（水谷欣志社長、袋井市）は10日、袋井南コミュニティセンターで安全講習会を開催。新型コロナの影響による社会情勢を踏まえて、マスク着用や検温、換気などの予防対策を行っての実施とした。
　冒頭のあいさつでは水谷社長が、昨今における社内の事故に言及し、「皆さんの努力と安全委員会の指導の賜物」と、その傾向を歓迎。引き続き、事故削減に向けた全社的な動きに期待を寄せた。
　５回目を数えた同講習会は安全委員会からの報告に加え、交通安全アドバイザーである長森紀紘氏を講師に招いた講演などを実施。安全委員会からはドラレコ映像や事故データを交えながらの注意喚起が行われ、また長森氏の時間では「トラック事故防止総集編～事故の実態と防止のポイント～」の題目で多彩な事故事例動画を紹介しつつ、「交差点」「追突」「カーブと下り坂のスリップ」「危険予知能力不足」といった、各シチュエーションでの注意点を指摘し、意識の向上を促した。
　その後、参加者全員による指差呼称に続き、山﨑康二専務の総評。専務は長森氏の講演を評価した上で、報告された事故などを挙げて「今日の機会を生かして、無事故に努めてほしい」と参加者らに呼びかけ、自社における安全輸送への思いをあらたにした。