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物流ニッポン(2023年4月14日) サンワNETS静岡営業所 本格稼働 労働時短へ業務集約 | 株式会社サンワNETS

2023年4月14日

サンワNETS(水谷欣志社長、静岡県袋井市)は4月1日から、静岡営業所(静岡市葵区)を本格的に稼働させた。3月27日に一般貨物自動車運送事業許可を得て、運送事業所としての業務をスタート。他の営業所の業務を集約し効率化することでドライバーの労働時間短縮に役立てる。また、3月6日からは先行してペットフードの流通加工業務にも取り組んでいる。
 これまで静岡市内の発着貨物は島田(吉田町)や富士(富士市)の営業所が担当していた。両営業所からトラックを出して静岡市の顧客の物流センターで積み込み、同市内に配送していた業務を、今後は静岡営業所が担当する。
 顧客の物流センターまで一般道で1時間30分程度かかっていた移動距離が大幅に短縮され、ドライバーの労働時間が短くなるため、「2024年問題」対策にもなる。人口の多い同市に拠点を配置することで従業員を集めやすくする。
 同営業所は国道1号(静清バイパス)の牧ケ谷インターチェンジ(IC)に至近し、主に同バイパスを利用する同市内での配送に便利な立地。2220平方メートルの敷地に延べ床面積3千平方メートルの鉄筋コンクリート造り2階建ての事務所と倉庫を賃借で利用する。中型車4台とトラクタヘッド1台を配置。島田営業所から清水港(静岡市清水区)に出入りしていた海上コンテナトラックも静岡営業所の担当に変更する。
 ペットフードの梱包作業はこれまで、吉田(吉田町)と掛川第2(掛川市)の両物流センターが行っていた。これを移管して新たにパート従業員を採用し、静岡営業所の2階でスタートさせた。静岡市の荷主工場から同営業所に持ち込んだ半製品を袋詰めして梱包し、同市の物流センターに出荷する。物流センターからの製品配送は島田営業所の大型車が行う。パッケージを圧着するヒートシーラーや賞味期限などを印字するプリンターも新調した。
 味に応じて色分けされた製品をコンベヤーで流しながら組み合わせて袋詰めして製品化し、箱詰めする。組み合わせにより多数の製品ラインナップとなる。
 また、荷主の指示で当日の作業内容が決まる。当面は1ライン13~15人体制で150ケースの完成を目標に作業する。例えば、4種類の味を組み合わせた40本入りのパッケージ製品であれば、1箱に8パッケージが入る。作業スピードのアップやライン増設などを視野に、200~250ケースを作る体制に移行していく。

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