サンワＮＥＴＳ（水谷欣志社長、静岡県袋井市）は18日、創立45周年の記念式典を開催した。同式典は今月15日に創立45周年を迎えたのを記念して開催したもの。会場となった浜松市のオークラアクトシティホテルには、社員やＯＢ、取引先など関係者約400人が参加し、節目の年を祝った。
昭和45年の運送事業免許取得から現在に至るまでの歩みを綴ったプロジェクター上映で始まった式典。創業者の山崎久隆会長は「創立20周年から始め今回で6回目の式典となる。ここまで来るのにＯＢはじめ従業員の皆さんには本当に苦労をかけた。その血と汗と涙の結晶が今のサンワＮＥＴＳだ。心から感謝したい」と感謝の言葉を述べた。また、水谷社長は「前式典からの5年間は、震災、超円高、軽油価格高騰など多くの経営圧迫要因に苦しんだ。そうした要因はようやく落ち着き業績も回復しつつあるが、いま考えなければならないのは次の5年に向けて何をするかだ。オリンピックまでは景気は上昇するだろうが、それ以降は厳しい状況となる。『人材育成』、『既存業務の質を高め拡大する』、『新しいノウハウを取得する』の3つが勝ち残りのポイントとなる。今月4月18日は発明の日だ。当社も新しいノウハウを取得して次なる5年に備えたい」と強調した。
スローガン、永年勤続、功労者など各種表彰が行われた後、二部の講演会では、タレントで政治評論家の杉村太蔵氏が「政界と芸能界から見た日本」をテーマに講演。さまざまな偶然と縁がきっかけで大学中退から派遣社員、そして証券会社勤務、さらには政治家へ転身していったエピソードを笑いを交えながら話した。その後、祝賀会が催され、さまざまなイベントで会場は大いに盛り上がった。